Dr.Ferhat Gocer
Ferhat Gocer (フェルハット・ギョチェル)
本名たぶん同じ。
シャンルウルファ出身の41歳男性、華の独身。
アダパザル出身と言ってるときもあるケド。
外科医とテノール歌手、究極の2足の草鞋を履きこなす、スゴい人。
幼いころより声のよさを称えられ、医学と音楽の道の両立を目指した
彼は、医学部在学中にコンセルヴァトアールで音楽教育を受ける。
医学部在学中に見学に行って、音楽に目覚めたという説もあり。
ソシエテ(上流階級)出身の民謡歌手、とも呼ばれる先生、
なのに決してお高く止まった人ではなく、
いつもにこやかな笑顔の持ち主。
もう40歳過ぎなのに、笑うと少年のように可愛らしい。
出演したTV番組でも率先しておフザケ、
皆を楽しませてくれる気さくさを持ち合わせている。
忙しいはずなのに海外の歌手と競演したり、
コンサートでトルコ全土を駆け巡る毎日。
最近はKralTVでもレギュラー番組を持っているし。
ああ、ドクトルの1日は36時間くらいあるに違いないっ o(≧∀≦)○
Biography
かなりソシエテ(ハイソ)な環境かと。
1967年6月、シャンルウルファ生まれ。
教師をしていた両親の転勤により、イズミットへ。
1986年にイスタンブル大学の医学部へ進学、その2年後の1988年に
イスタンブル大学付属
コンセルヴァトアールの声楽科で学ぶ権利を得る。
双方を卒業後に転勤話がやってきた彼は、2年間の契約で在籍していた国立オペラ・バレエ団を退団し、
出身地シャンルウルファへ赴任する。(コレはインターンとしての勤務だったもよう。)
シャンルウルファへの赴任後は、医師としての仕事に夢中になり1年ほど音楽から離れていたが、
Haydarpasa Numune病院の総合外科医助手としてイスタンブルへと呼び戻されると、その勤務をしながら、
大学院生としてイスタンブル大学付属コンセルヴァトアールの声楽科で学んだ。
1994年に同じコンセルヴァトアールの仲間たちと「Turkuaz (トゥルクアズ = 「トルコブルー」という意味。)」
というグループを結成、音楽活動への一歩を踏み出した。
だが1997年にはこのグループを離れて、別のグループとのプロジェクトに参加する決意をする。
こうした経験を積むにつれ、彼はレパートリーを世界的なオペラ音楽や外国の民謡から今風のものまでに増やした。
そしてネイやカヌーンといったトルコの伝統的な楽器で独自性を加えたオーケストラで、
トルコの古典音楽のみならず、オペラのアリア、60年代の英語曲、イタリア歌曲、シャンソン、
レンベティコ(*)、トルコ音楽のうちサナートやハルクの選び抜かれたものを、
そして西欧のノスタルジックな音楽を今風の音楽にし、新たな息吹を吹き込んで送り出したのである。
西欧の古典音楽とトルコの民族音楽を程よくミックスして歌い上げる彼は、
個人所有ではトルコでただ1つの交響楽団であるMetropol交響楽団を創り上げ、
トルコ文化観光省の後援を得て彼らとともに回ったツアー公演「Anadolu Aryalari」では、 動員記録を次々と打ち立てていった。
こうした活動の末、2005年に初めてのアルバム「Don Diyemedim (ドン・ディエメディム)」を制作し
売り出すこととなったのである。
アナトリア半島独自の旋律を、普遍的な交響楽曲と結びつけ、元のものとは違ったスタイルを持つ、
情感の文化的衝突を巻き起こし、これをトルコで成熟させた後に世界中へ広めることに重心を移した彼は、
「Anadolu Aryalari (アナドル・アリアラル = 「アナトリアのアリア」)」というプロジェクトで
トルコ各地を飛び回って公演を続けているのである。
2007年にはSezen Aksuから楽曲提供を受けて、2枚目のアルバム「Yolun Acik Olsun (ヨルン・アチュック・オルスン)」
を制作し、その一方ではEnbe Orkestarasiを結成するBehzat Gerceker (ベフザット・ゲルチェケル) のアルバム制作にも参加した。
新人発掘にも熱心で、YouTubeに自作の楽曲を発表していた女性歌手Asli Gungor (アスル・ギュンギョル)
とデュエットしたり、新人としてデビューしたばかりの女性歌手Sila (スラ)の制作した楽曲を歌っていたりもする。
* レンベティコ
アナトリア半島に居住していたギリシア人の音楽。
住民交換(トルコ居住ギリシア人とギリシア居住トルコ人を強制的に入れ替えた)後に廃れてしまったもよう。
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Discography
きゃ~おぢさま、シブくてお素敵~ (〃▽〃)/
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Ferhat Gocer (フェルハット・ギョチェル) |
Yolun Acik Olsun (ヨルン・アチュック・オルスン) |
ENBE Orkestrasi (エンベ・オルケストラス) |
2005年 |
2007年 |
2007年 |